ネイリストとして働く人の年齢は20代~30代が主
私の勤務しているネイルサロンでは、ネイリストとして働いている方の殆どが20~30代の方です。
中には20歳前の方もいますが、ネイルスクールを卒業してすぐに入職されたケースです。お客様も20~30代の方が多い傾向なので、似たような年代のネイリストが接客する方が感覚や話題も合いスムーズです。
ネイルサロンで働くネイリストの年齢層が20~30代メインの理由は、以下のようなものが考えられます。
・若いのでそこそこ体力がある
・老眼のリスクが低い
・店舗オーナー、管理職、講師になる方がまだ少ない
ネイリストは定年のない仕事なので、それこそ体が続く限りずっと現役で頑張れるのも仕事です。
実際に60代になってもネイリストとして活躍している方もいます。けれど人の体はだんだん老いていくので、座りっぱなしで腰痛になったり目がかすんで手元が見えづらくなる、体力不足で仕事の時間を短くするなどで辞めていく方も少なくありません。
また30代や40代になると店舗を持ち経営者に転向する例もありますし、ネイルサロンの管理者や指導者、講師など、ネイルサロンの仕事から身を引いていく方もいます。
この場合も体力的な面がネックになり講師や管理者、指導者に転向するケースもあるようですね。
18歳から働き始めたネイリストや、60代で現役の人もいる
ネイリストは定年のない仕事なので、体力に自信があり視力もバッチリであれば60代でも現役で働けるのはもちろん、高校を卒業してすぐにネイルサロンで働き始める方もいます。
ネイリストになるには国家資格は必要ないですし民間資格がなくても見習いとしてネイルサロンで勉強しながら働けます。
ネイリストは完全実力主義の世界なので、単純に年齢が若いから、中高年だから不利とは言えません。
一般的に言えば中高年になるほど体力が衰えていきますが、そこは個人差があります。
若い方でもちょっと頑張ったらヘロヘロになる方もいますよね。幅広い年齢層の方が働いているのがネイリストの世界です。
義務教育を終えていればネイルスクールに通える
ネイルスクールの入学規定をチェックすると、多くの学校で「入学出来るのは義務教育修了後」とされています。
つまり中学卒業以上であればネイルスクールで学び資格を取得する事が出来るのです。
JNECネイリスト技能検定やJNAジェルネイル技能検定の受験資格には「義務教育を修了している方であれば、どなたでも受験出来ます」と規定されていますので、最速で資格を取得しようと思えば中卒でネイルスクールに入学して技能を学び、資格を取得する方法があります。
高校に通学しながら独学で試験合格を目指す方がいるかもしれませんが、JNECネイリスト技能検定やJNAジェルネイル技能検定では実技試験も行われるため、完全独学では合格は難しいようです。
自己流で変な癖が付く恐れもあり、出来れば真っ新な状態からネイルスクールで正しい手順を教えてもらう方が良いです。
年齢は関係ないけれど、ネックになるのは「体力」
ネイリストは完全実力の世界。学歴や生まれ育ちは関係なく、平等に自分の実力とセンスだけで上を目指せる世界です。
ただネックになるのが体力。ずっと同じ姿勢を続けているため腰痛に悩まされてしまう方もいますし、ずっと下を向いているので肩こりも半端ありません。
第一線のネイリストとして活躍し続けるには体力が鍵になります。
この体力は年齢とともにだんだん衰えてしまうため、もし「体が辛い」と感じるようなら、ネイルサロンのネイリストではなくネイルスクール講師やネイルサロンの管理者、指導者、経営者など、ネイルに関する仕事をしながらも毎日ネイル施術をしなくても良い立場に転向するのがお薦めです。
独立開業して無理なく自分のペースで働く方法もありますし、部下を雇って若い子を指導、育成して部下に仕事をしてもらう方法もあります。
長くネイルの世界で活躍したいなら、体力を温存しながら出来る業務へとシフトしていきましょう。